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zoom RSS 愛は風のように (1)  夕べの余韻・・・・

<<   作成日時 : 2006/08/18 23:18   >>

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午前6:00、時計のアラームの音で目覚める。
昨夜遅く帰宅した愛は、すぐに、ベットから起き上がる事が出来なかった。
少し前の夢のような出来事を、思い出そうとするのだが、頭の中に靄が掛かっていてなかなか思い出せない・・・・

ここ、愛の自宅は、高台の住宅地にあり、晴天の日には、海が望める絶好の場所にあった。夫、祐樹が残してくれたこの家に一人娘のあすかと2人で暮らしている。
2人で住むには、広すぎる家だったが、夫との思い出が詰まったここを離れる事は出来なかった。

時任 愛、37歳
夫は、10年前に交通事故で亡くなったが、幸い、愛と娘のあすかに、少しの財産を残してくれた為、金銭面での苦労は無かったが、突然の夫の死から立ち直るまでには、相当の時間が掛かった。
今は、市内にある会社の企画事務をしながら、あすかと2人、平凡な生活を送っていた。

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今日は休日だが、高校一年のあすかが学校へ行く為、朝、早く起きなければならなかった。
愛は、いつものようにキッチンに行き、朝食の支度をする。

「おはよう」寝ぼけ声の娘の声
「おはよう」
「ねえ、お母さん、夕べはかなり遅かったでしょ?」
「・・・・ん、そうだったかな?、あまり覚えてないんだ・・・」
「もぅ〜〜,お母さん、私にはお母さんしか居ないんだから、あんまりお酒飲み過ぎて、体壊さないでよ〜〜」いつも、娘に言われる言葉だった。

「ねえ、あすか、・・・イ・ビョンホンて知ってる?」
「朝から、何言うのかと思ったら・・・韓流の人でしょ?名前は知ってるけど、私世代には興味ない事よ・・・・もしかして、お母さん、韓流にハマッタの?」
あすかは、ちょっと、呆れたような顔をしていた。
「そうじゃないけど、ちょっとね・・・」
「何か、あの人、今度東京ドームに来るって聞いたよ。友達のお母さんが行くっていってたな〜〜、そのお母さん、ハマッちゃって、大変なんだって。世のおばさんは、何を考えてんだか・・・・でも、どうして?」
「・・・何でもないのよ、ちょっと聞いてみただけ」
「変なの〜〜・・・お母さんは、韓流になんて夢中にならないでね。あっ大丈夫か!お母さんの好きな人は、お父さんだけだものネ!」
「・・・・・」
あすかは、時計の方に目をやった。
「やだ〜〜〜もうこんな時間。遅刻しちゃう〜〜」
「お母さん、イ・ビョンホンに興味があるなら、ビデオでもレンタルしたら!」そう言うと、急いでカバンを持ち、バタバタと家を出て行った。

「行って来ま〜〜す」
「行ってらっしゃい!」

あすかを送り出すと、コーヒーを飲みながら、又、夕べの事を考えていた。
昨日バックに入れた、彼からのメッセージとチケットをもう一度確かめる。

(やっぱり夢じゃなかったのよね・・・・でも、こんな事って現実にあるんだろうか?
韓国の大スターが何故、あんな所に?でも、楽しかったな〜〜・・・・あんなに楽しい時間は、最近じゃ無かった気がする・・・・・・
5月3日・・・・あと、約二週間か〜〜・・・
レンタルショップ、行ってみよう)

彼の優しい眼差しを思い出し、久々に胸ときめいた夕べの出来事。
夢なのか、現実なのか自分の中で混乱していた。

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